正常な出産

出産が始まる兆候
出産の兆候には陣痛、おしるし、前期破水の3つがあります。どの兆候が現れるかは人によってさまざまです。おしるしの何日か後、陣痛があったり、おしるしがなく陣痛が始まる場合もあります。

出産に要する時間
初産で12時間〜15時間2回目以降の方で5時間蚊ら時間程度とされていますが、個人差があり大きく違ってくる場合が多いようです。 ⇒関連情報
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出産の種類

経膣分娩
経膣分娩とは膣を通って(産道を通って)出産する場合を言います。
細かく分けると4種に分類されます。

【自然分娩】
経膣分娩で、陣痛促進剤などの薬を使わずに、自然に陣痛が来るのを待つお産。

【誘発分娩】
陣痛促進剤などの薬を使って、陣痛を誘発するお産。
医学的に陣痛を誘発させなければならない場合と、出産者や施設の都合で出産日を調整する必要がある場合にこの措置がとられます。
※自然に起 こった陣痛と、誘発した陣痛とでは痛みの感覚も異なり、薬物を用いることによって起こるその他のリスクも考慮が必要です。

【吸引分娩/鉗子分娩】
子宮口が全開大で赤ちゃんの頭が出てくる段階になってから、お産の進行が止まってしまった場合に、赤ちゃんが出てくる手助けをして行うお産。
鉗子で赤ちゃんの頭部を挟みいきみと同時に引き出す方法と吸引機の吸引力で引き出す方法でこう呼ばれます。

【無痛分娩】
麻酔を使って陣痛と分娩の痛みをコントロールする出産方法です。欧米での出産方法の主流となっています。
もちろん麻酔を使うリスクはあります。

帝王切開
経膣分娩不可能な場合や、経膣分娩では危険性が高いと判断された場合に、お腹を切って、赤ちゃんを取り出す方法が「帝王切開」です。

胎児や母体の状態などから診断し、陣痛が起きる前に計画的に行う「予定帝王切開」と、お産の途中でトラブルが発生し、母子が危険と判断されたときに行う「緊急帝王切開」があります。     ⇒関連情報


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